神奈川新聞 2025年7月23日(水)付朝刊の地域版に「触る魚図鑑」のお披露目会の様子が次のように掲載されました。
盲学校の横浜訓盲学院(横浜市中区)で17日、目が不自由な子どもたちのために制作された魚図鑑のお披露目会が開かれ、学校関係者ら約60人が参加した。形状が触感で確かめられるよう立体になっており、児童生徒らは早速図鑑に触れながら魚の名前を口にするなどして楽しんだ=写真。
図鑑は大阪府で芸術活動をしている餅月正雄さんから寄贈されたもの。同学院が昨年夏に立体の魚図鑑を制作している餅月さんを知り、相模湾にすむ魚の図鑑の制作を依頼すると快諾してくれたという。
図鑑はA3サイズほどの木製の板5枚で、相模湾の地図や同湾に生息するマダイやアンコウなど27種類の魚が立体で描かれ、魚名などが点字で記されている。同学院の星祐子学院長は「子どもたちは魚の形そのものについて知る機会が少ない。触れやすい場所に置いて学んでもらえたら」と喜んでいた。